SPORTS BAR in TAKASAKI 


©TATSUYA KOBAYASHI



木材を生かした壁仕上げ+カウンター+格子ウォール

高崎駅前にあるスポーツバーの改修計画である。オーナー側から要求されたのは一人で接客中もお客さんと会話ができるようにオープンキッチンにすることと、大きなカウンターが求められた。加えて、仕上げ材は木材を望まれていた。 そこで客席側との仕切りになる、キッチン・トイレなどのコア部分を包み込むように木材の仕上げとし、その前に7.2mの大きなカウンターを配置して、客席側から常に木を感じられる構成とした。カウンターの材料は一年程実際に使用した足場板の古材を選定した。 キッチン部分はオープンとしつつ、上部に格子ウォールを配置し、面材を表面、裏面、孔の3パターンとすることで、見せる収納、見せない収納、視線の抜けの3つの役割を担わせた。見付けをツーバイ材の38mmに統一させるため、構造上必要に応じて天井から全ネジボルトを仕込んでいる。 木板の壁仕上げのパターンは一般的な国旗の縦横比率(2:3)がモデュールとなっている。合板の厚さは9mm、12mm、15mmで、3x6版から無駄がでないように4種類の大きさを設定した。色はオーナーの意向を伺いつつ、それぞれに違いが出るようにオイルフィニッシュとし、貼り方はできるだけ凹凸がでるように配置を工夫した。 格子ウォールと木板壁仕上げは目の前のメインストリートからも視認性があり、建物のファサードとしても役割を担っている。


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基本データ

建物名称|SPORTS BAR in TAKASAKI
所在地|群馬県高崎市
主要用途|スポーツバー

設計
KMR・建築事務所|KMR・Architects

施工  
smallscaleprojects + INUK 

構造
鉄筋コンクリート造

規模  
階数 地上2階
計画面積 94.56m2



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